津の名物
鰻料理
鰻業が栄えたわけ
全国的にうなぎ料理の有名な町は、
贅沢を楽しめる城下町か宿場町であったとされています。
うなぎ料理文化が育った津市は、藤堂高虎藩の城下町、お伊勢参りの宿場町でもありました。
昭和に入ってからはうなぎの養殖が盛んになり、養殖の中心的な場所になりました。
津市のうなぎの養殖は、長い間、市の地場産業として賑わっていました。
こうしたことがきっかけで、津市には美味しいうなぎ屋が沢山あり、
うなぎ料理は津の町の隠れた名品となったのです。
伝統のタレ
受け継がれるタレ
店主の拘りと両口屋の味を受け継ぐタレは、創業から現在まで継ぎ足し継ぎ足し、鰻の滋養の詰まった元ダレを守り続けております。
タレに使われるのは、地元三重の醤油・三河の醤油・三河の本みりんを絶妙なバランスでブレンドし、仕込み後さらに1週間熟成させて出来上がる極上のタレ。
また、鰻の焼き上げ時は「朝顔」と言う伝統的なタレ鉢で、うなぎの旨味が凝縮されたタレにくぐらせ、香ばしさを存分に引き出し焼き上げます。
選優りの米
お米へのこだわり
数あるお米の中から『うなぎ丼』や『ひつまぶし』と相性の良い品種を探し求め
炊き上がりの『つや』『甘み』『ねばり』『ふっくらさ』のバランスが良い『御糸米(みいとまい)』を使用しています。
よりいっそうの美味しさを引き立たせるお米です。
【御糸米(みいとまい)とは】
伊勢神宮のお膝元、御糸地区で収穫され、しっかりとした粘りと極め付きの風味が魅力の白銀色に輝くコシヒカリです。
自家製三杯酢
ほどよい酸味と香り豊かな酢
うざくなどの各種お料理に使う三杯酢は、地元の醸造蔵でつくられたこだわりの酢と醤油と砂糖を炊き込み時間を惜しまず作り上げた、ほどよい酸味の中に漂う品の良い香りとほのかな甘味が特徴的な自家製三杯酢を使用しております。
ご挨拶
初代から受け継いだ味を継承しつつも、四代目店主自身が一番おいしいと思う「皮をパリッ、身はふっくら」と焼き上げる鰻。そして創業当時から継ぎ足されたタレとともに時代の流れを感じながら至福の逸品をご賞味ください。
名物の鰻以外にも、季節の食材を活かした和食・会席料理をご用意しています。
逸品を囲みながら、心づくしのおもてなしとともに、自慢の料理を心ゆくまでご堪能ください。
四代目店主
水谷良平
四代目女将
水谷秀美